日本ではネットラジオは「放送」ではなく「自動公衆送信」、すなわち音楽配信の一種とされる。放送局のように自由に選曲して不特定多数に受信させることはできず、一曲ごとに著作隣接権を処理し、利用者数に応じた著作権料を支払わなければならない。手続きの煩雑さと費用の面から、日本で本格的なネットラジオ局を開設するのは実質不可能と言える。
法整備は進んでおらず、近い将来に解禁される見込みもない。オッターバは音源をナクソスに限定することでこの問題を回避した。インターネットに国境がないことに着目して、愛好者の多いJポップやアニソンに関しては、アメリカやフランスから発信している局がある。ラジオ日経のような実況放送は現状でなんら問題がない。
最終更新日 2012年01月29日