常時受信が途切れる場合はインターネット回線が怪しい。電話回線(ダイヤルアップ)は容量不足。ADSLは基地局から距離があって速度が出ていない可能性がある。通信速度を確認されたい。通信が不安定なADSLで320kbps配信を切れ目なく受信するには、1000kbps以上の回線が必要だろう。パソコンの性能に原因がある場合もある。大雑把に言って、ウインドウズXP以前の古いパソコンは、処理能力の不足により高音質配信をなめらかに再生できない。
日時によって受信が途切れる場合は相手側の放送設備に原因がある。放送局のサーバーへ多数が同時に接続を試みると、混雑のためサーバーの応答が遅れる。ホームページであれば読み込みが途中で引っかかったり、遅くなったりするだけだが、実時間で進行するラジオはサーバーの応答を待てない。無反応や遅延はブツブツ途切れるという形で表出する。受信障害は接続数が急増する現地の昼間によく発生する。この問題は放送局がサーバーを増強しない限り解決しない。
欧州局が丸ごと全部不調などの障害は、日本と現地を繋ぐ中継サーバーが繁忙になっている可能性が高い。
起動リンクを押してラジオに接続できないのは、リンク切れが原因とは限らない。よくある障害と、その対処法を列挙する。
判断に迷う場合は、ページ下の送信用紙を利用して気軽に報告されたい。こちらで状態を確認する。
拡張子 .pls はMP3ファイルの亜種で、曲目(または番組名)を記したテキストが添付されている。放送局一覧では拡張子 .m3u と区別せず「MP3」と表記する。ウインドウズ標準添付のメディアプレーヤーは PLS形式が再生できない一方、M3U形式は再生できるから、混乱する方がいるかもしれない。
PLS形式の音楽ファイルはリアルプレーヤーやウィンアンプで再生できる。有償版は必要なく、「無料版」(無料体験版という名の有償版ではない)でかまわない。メディアプレーヤーでPLS形式を再生するには、有志が配布する変換ファイルを入れて拡張する必要があるが、下記方法を自動化しただけの応急処置であり、勧めない。
お試し程度なら、テキストを省いて素のMP3を再生するという奥の手がある。この場合、起動リンクを右クリックして「ショートカットのコピー」を選択、次にメディアプレーヤーを起動して、「ファイル」「URLを開く」を押し、入力欄を右クリックして「貼り付け」。アドレス末尾の listen.pls の部分を削除すれば、メディアプレーヤーはPLS形式をMP3と認識する。
OGG/FLAC形式の音楽ファイルは、ウインドウズ標準添付のメディアプレーヤーでは再生できない。
ウインドウズXPの場合は追加ファイルを導入するのが手っ取り早い。リンク先にある Windows 32/64-bit Installer が目的の実行ファイル。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックしてインストールし、念のためパソコンを再起動しよう。導入後にリアルプレーヤーなどがでしゃばる場合は、拡張子の関連付けが適切に変更されていない。メディアプレーヤーを立ち上げ、「ツール」「オプション」「ファイルの種類」と進み、「すべて選択」を押す。使用済みの実行ファイルは削除してよい。
ウインドウズ・ビスタ/7のメディアプレーヤーは、上記方法でOGG/FLAC形式の音楽ファイルを扱えるようにしても、OGG形式の放送が受信できない。ウィンアンプを導入する以外に方法がなさそうだ。導入後、メディアプレーヤーで再生したい拡張子は手動で戻す。コントロールパネルから「既定のプログラム」「規定のプログラムの設定」「Windows Media Player」「既定でこのプログラムで開く項目を設定する」と進み、.asf .asx .wav .wma .wmv などを選択する。
オペラ(ノルウェー製のブラウザ)はメディアプレーヤーまわりの不都合が多い。ASF形式の起動リンクが無効になることがあるようだ。
「ツール」「設定」「詳細設定」「ダウンロード」と進み、一覧から video/x-ms-asf を探し出してクリック、「他のアプリケーションで開く」を選択する。下欄にファイルの所在が記入されている場合は「ウェブアドレスを直接アプリケーションに渡す」に印をつけて、「OK」を押す。空欄の場合は「ウェブアドレスを直接アプリケーションに渡す」に印をつけた後、「他のアプリケーションで開く」から「ダウンロードダイアログを表示する」へ変更して、「OK」を押す。設定変更後、ラジオ起動時に小窓が開くから、「開く手段」でメディアプレーヤーを選択する。
高機能を求める方にはネット・トランスポートという有償ダウンロードソフトの人気が高い。試用期間があるから、気になる方は一度試すとよい。最近は国産で無償配布のゲットASFストリームを利用する方が多いようだ。
小難しいダウンロードソフトは嫌だという方には、以下の録音ソフトを勧める。ダウンロードソフトは録音に失敗したり、雑音が乗ったり、音が途切れたりすることがよくあるが、録音ソフトの場合は、スピーカーから音が出る音源であれば、規制絡みの放送形式だろうが、複製禁止(コピーガード)だろうが、まったく関係ない。
録音ソフトは音楽ファイルを複製するのではなく、パソコン内部で再生した音声を新たに録音する。従って、①再生中の音を忠実に拾う。音量を絞ったり、ウインドウズが警告音を鳴らしたりすれば、そのとおりに記録される。パソコン内部で発生するノイズも当然に拾う。②効果もろとも録音する。イコライザを有効にして録音すると、再生のときに二重の効果がかかる。③無圧縮ファイル (.wav) で容量が大きい。50分の交響曲で500MBほどの容量になる。
録音する方は普段からリアルプレーヤーで受信することを勧める。リアルプレーヤーには「パーフェクトプレイ」という放送を一時保存する仕組みがあり、楽曲をしらばく聴いて気に入ってから、やおら再生位置を過去に戻して楽曲の冒頭から録音できる(一部拡張子では不可)。この機能は次の曲目が分からない楽曲垂れ流し系のネットラジオで特に重宝する。
なお、最新版のリアルプレーヤーSPは録音ボタンを装備する。この機能は「無料版」(無料体験版という名の有償版ではない)で利用できる。
放送局を大雑把に分類すれば以下のようになる。学校で学んだクラシックが聴きたいという方には米国局を勧める。癒し系音楽として聴きたいという方は、ネットラジオ局の中から穏やかな局を探すとよい。CDは聴き飽きたという通な方は、クラヲタお気に入りの放送局はも併せて参照されたい。
日本の放送局は東京にある本局が各県の地方局を束ねてそれぞれ排他的な系列をつくるが、アメリカは中央集権でも垂直統合でもない。クラシック音楽の場合、放送網の拠点(制作会社)はセントポールやシカゴなどにあり、制作能力のない地方局は各放送網が提示するメニューからおのおの欲しいものを買い付けて番組編成する。以下がその放送網。
アメリカは系列の縛りがないゆえに、全部の地方局が全部の放送網から番組を買い付けて、結果として似たり寄ったりの番組編成に陥った。この意味でアメリカのクラシック放送は、一部の例外的な独立局を除けば、一系列しかないとも言える。三つの公共放送網の区別は米国人にも難しいようで、アメリカ公共メディアが三者の違いについて質問に答えている。
クラシック・ラジオでは数多ある米国のクラシック局を全部取り上げる予定はない。それぞれの放送網の本局と、その番組を最良条件で配信する地方局の代表、独立局の三種類を選び出して紹介している。
英国クラシック・エフエムに端を発した商業主義を嫌い、自社収録音源をじっくり聴かせる昔気質の放送局を愛着する方が多い。しかし欧州局のゴールデンタイムは日本の深夜~早朝にあたり、実時間で聴くのは難しい。よって、予約録音のしやすさや、過去音源の有無も関心事。以下がよく話題に挙がる放送局。
以下が現代音楽に造詣が深いクラシック局。
日本ではインターネットは「放送」ではなく「通信」の扱いであり、著作隣接権を処理する必要がある。一曲ごとに実演者やレコード制作者の承諾を受けなければならず、放送局のように自由に選曲することができない。また、利用者の特定と、それに応じた著作権料の支払いが求められることも、インターネット放送の普及を阻害している。
法整備は進んでおらず、近い将来に解禁される見込みもない。オッターバは音源をナクソスに限定することでこの問題を回避した。インターネットに国境がないことに着目して、愛好者の多いJポップやアニメ音楽に関しては、アメリカやロシアから発信している局がある。ラジオ日経のような実況放送は現状でなんら問題がない。
最終更新日 2010年05月15日