常時受信が途切れる場合はインターネット回線が怪しい。電話回線(ダイヤルアップ)は容量不足。ADSLは基地局から距離があって速度が出ていない可能性がある。通信速度を確認されたい。通信が不安定なADSLで384kbps配信を切れ目なく受信するには、1Mbps以上の回線が必要だろう。パソコンの性能に原因がある場合もある。大雑把に言って、ウインドウズXP以前の古いパソコンは、CPUの処理能力不足により高音質配信をなめらかに再生できない。
日時によって受信が途切れる場合は相手側の放送設備に原因がある。放送局のサーバーへ多数が同時に接続を試みると、混雑のためサーバーの応答が遅れる。ホームページであれば読み込みが途中で引っかかったり、遅くなったりするだけだが、実時間で進行するラジオはサーバーの応答を待てない。無反応や遅延はブツブツ途切れるという形で表出する。受信障害は接続数が急増する現地の昼間によく発生する。この問題は放送局がサーバーを増強しない限り解決しない。
欧州局が丸ごと全部不調などの障害は、日本と現地を繋ぐ中継サーバーが繁忙になっている可能性が高い。
起動リンクを押してラジオに接続できないのはリンク切れが原因とは限らない。よくある障害と、その対処法を列挙する。
判断に迷う場合は、ページ下の送信用紙を利用して気軽に報告されたい。こちらで状態を確認する。
拡張子 .pls はMP3ファイルの亜種で、曲目(または番組名)を記したテキストが添付されている。放送局一覧では拡張子 .m3u と区別せず「MP3」と表記する。ウインドウズ標準添付のメディアプレーヤーは PLS形式が再生できない一方、M3U形式は再生できるから、混乱する方がいるかもしれない。
PLS形式の音楽ファイルはリアルプレーヤーやウィンアンプで再生できる。有償版は必要なく、「無料版」(無料体験版という名の有償版ではない)でかまわない。メディアプレーヤーでPLS形式を再生するには、有志が配布する変換ファイルを入れて拡張する必要があるが、下記方法を自動化しただけの応急処置であり、曲名を表示できない。
お試し程度なら、テキストを省いて素のMP3を再生するという奥の手がある。この場合、起動リンクを右クリックして「ショートカットのコピー」を選択、次にメディアプレーヤーを起動して、「ファイル」「URLを開く」を押し、入力欄を右クリックして「貼り付け」。アドレス末尾の listen.pls の部分を削除すれば、メディアプレーヤーはPLS形式をMP3と認識する。
OGG/FLAC形式の音楽ファイルは、ウインドウズ標準添付のメディアプレーヤーでは再生できない。
ウインドウズXPの場合は追加ファイルを導入するのが手っ取り早い。リンク先にある Windows 32/64-bit Installer が目的の実行ファイル。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックしてインストールし、念のためパソコンを再起動しよう。導入後にリアルプレーヤーなどがでしゃばる場合は、拡張子の関連付けが適切に変更されていない。メディアプレーヤーを立ち上げ、「ツール」「オプション」「ファイルの種類」と進み、「すべて選択」を押す。使用済みの実行ファイルは削除してよい。
ウインドウズ・ビスタ/7のメディアプレーヤーは、上記方法でOGG/FLAC形式の音楽ファイルを扱えるようにしても、OGG形式の放送(拡張子は.m3u)が受信できない。ウィンアンプを導入する以外に方法がなさそうだ。
メディアプレーヤーで再生できる音楽ファイルをウィンアンプへ移行させたくない場合は、コントロールパネルから「既定のプログラム」「規定のプログラムの設定」「Windows Media Player」と進み、「すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する」を押す。次いで「Winamp」「既定でこのプログラムで開く項目を選択する」と進み、「.m3u」を選択して「保存」を押す。なお、この場合は拡張子.m3uのOGG形式だけでなく、拡張子.m3uのMP3形式もウィンアンプに関連付けられる。
オペラ(ノルウェー製のブラウザ)はメディアプレーヤーまわりの不都合が多い。ASF形式を認識できず、NRKの起動リンクなどで「ファイルを再生できません。プレーヤーがそのファイルの種類をサポートしていないか、そのファイルの圧縮に使用したコーディクをサポートしていない可能性があります」と見当違いな警告が出る。
「ツール」「設定」「詳細設定」「ダウンロード」と進み、一覧から video/x-ms-asf を探し出してクリック、「他のアプリケーションで開く」を選択、入力欄にメディアプレーヤーのファイルパス(C:\Program Files\Windows Media Player\wmplayer.exe)を入力し、「ウェブアドレスを直接アプリケーションに渡す」(←ここが肝要)に印をつけて、「OK」を押す。
ファイヤーフォックスの場合は、「オプション」「アプリケーション」と進み、一覧から Windows Media Audio/Video playlist を見つけ、左側のタブを押して、Windows Media Player を選択する。
放送形式(ストリーミング)のファイルを無損失で複写するにはダウンロードソフトを利用する。高機能を求める方にはネット・トランスポートという有償ソフトの人気が高い。試用期間があるから、気になる方は一度試すとよい。最近は国産で無償配布のゲットASFストリームを利用する方が多いようだ。
ダウンロードソフトはネットワークの専門知識がなければ使いこなすのが難しい。わたしは正直言ってなにがなんだかさっぱり分からない。同士にはダウンロードソフトではなく録音ソフトを勧める。録音ソフトは録音ボタンを押すだけで簡単だ。規制絡みのストリーミングだろうが、複製禁止(コピーガード)だろうが、まったくお構いなしなのもいい。
録音ソフトは音楽ファイルを複製するのではなく、パソコン内部で再生した音声を新たに録音する。従って、①再生中に音量を絞ったり、ウインドウズが警告音を鳴らしたりすれば、そのとおりに記録される。パソコン内部で発生するノイズも当然に拾う。②効果もろとも録音する。イコライザを有効にして録音すると、再生のときに二重の効果がかかる。③無圧縮ファイル (.wav) で容量が大きい。50分の交響曲で500MBほどの容量になる。
録音する方は普段からリアルプレーヤーで受信することを勧める。リアルプレーヤーには「パーフェクトプレイ」なる放送を一時保存する仕組みがあり、楽曲をしらばく聴いて気に入ってから、やおら再生位置を過去に戻して楽曲の冒頭から聴き直せる。この機能は次の曲目が分からない楽曲垂れ流し系のネットラジオで特に重宝する。
なお、最近のリアルプレーヤーは録音ボタンを装備する。この機能は「無料版」(無料体験版という名の有償版ではない)で利用できる。
2010年にニューヨーク・フィルの定期演奏会がリアル・オーディオからフラッシュに切り替わった。近年はオンディマンドの音源でフラッシュが増加する傾向にある。フラッシュはダウンロードできないと思われがちだが、放送形式(ストリーミング)ではなくオンディマンドの場合は、基本的に難なくダウンロードできる。上記方法に拠って録音する必要はない。
簡単な方法はリアルプレーヤーが提供している。リアルプレーヤーをインストールすると、フラッシュを埋め込んだページをブラウザで開いたとき、右上に「このクリップをダウンロード」というタブが表示される。そこを押せばダウンロード完了。タブが表示されない場合はストリーミングの類いだから上記方法に拠って録音するか、ダウンロードソフトを持ち出すしかない。
リアルプレーヤーはスパイウェアまがいであり、システムを巻き込んで落ちるなど完成度も低く、敬遠したい方が多いのは知っている。しかし、ボタン一つ押せば再生・録音・ダウンロードができる便利な道具だ。安易さを優先する方は観念してリアルプレーヤーを入れよう。ユーチューブの動画を落とすのにも使える。
放送局の特徴を大雑把に分類すれば以下のようになる。学校で学んだクラシックが聴きたいという方には米国局を勧める。癒し系音楽として聴きたいという方は、ネットラジオ局の中から穏やかな局を探すとよい。CDは聴き飽きたという通な方は、クラヲタお気に入りの放送局はも併せて参照されたい。
日本の放送局は東京にある本局が各県の地方局を束ねてそれぞれ排他的な系列をつくるが、アメリカは中央集権でも垂直統合でもない。クラシック音楽の場合、放送網の拠点(制作会社)はセントポールやシカゴなどにあり、制作能力のない地方局は各放送網が提示するメニューからおのおの欲しいものを買い付けて番組編成する。以下がその放送網。
アメリカは系列の縛りがないゆえに、全部の地方局が全部の放送網から番組を買い付けて、結果として似たり寄ったりの番組編成に陥った。この意味でアメリカのクラシック放送は、一部の例外的な独立局を除けば、一系列しかないとも言える。三つの公共放送網の区別は米国人にも難しいようで、アメリカ公共メディアが三者の違いについて質問に答えている。
クラシック・ラジオでは数多ある米国のクラシック局を全部取り上げる予定はない。それぞれの放送網の本局と、その番組を最良条件で配信する地方局の代表、独立局の三種類を選び出して紹介している。
英国クラシック・エフエムに端を発した商業主義を嫌い、自社収録音源をじっくり聴かせる昔気質の放送局を愛着する方が多い。しかし欧州局のゴールデンタイムは日本の深夜~早朝にあたり、実時間で聴くのは難しい。よって、予約録音のしやすさや、過去音源の有無も関心事。以下がよく話題に挙がる放送局。
以下が現代音楽に造詣が深いクラシック局。起動リンクは放送局一覧(簡略版)を参照されたい。
日本ではネットラジオは「放送」ではなく「通信」、すなわち音楽配信の一種とされる。放送局のように自由に選曲して不特定多数に受信させることはできず、一曲ごとに著作隣接権を処理し、利用者数に応じた著作権料を支払わなければならない。手続きの煩雑さと費用の面から、日本で本格的なネットラジオ局を開設するのは実質不可能と言える。
法整備は進んでおらず、近い将来に解禁される見込みもない。オッターバは音源をナクソスに限定することでこの問題を回避した。インターネットに国境がないことに着目して、愛好者の多いJポップやアニメ音楽に関しては、アメリカやフランスから発信している局がある。ラジオ日経のような実況放送は現状でなんら問題がない。
最終更新日 2011年11月27日