用語解説
コーデックの表記
「32kbps 44kHz stereo 1-pass CBR」を例に説明する。
- 32kbps (kilobyte per second) - 転送速度(ビットレート)を示す。1秒間に送受信するデータ量(ビット数)を表し、数値が大きいほど情報量が多くなる。方式としては、MP3などの非可逆圧縮を用いる。128kbpsでFM音源相当、320kbpsでCD音源相当。音楽CD(PCM方式、44.1kHz、16ビット)をウインドウズ・メディアへ損失なしの可逆圧縮で変換する場合は、実際には470~940kbpsが要求される。
- 44kHz (kilohertz) - サンプリング周波数を示す。アナログ信号からデジタル信号への変換を1秒間に何回行なったかを表し、数値が大きいほど品質がきめ細かになる。44kHzのCD音源を96kHzのハイファイ音質に上方変換(アップコンバート)するのはオーディオマニア以外には価値がない。
- stereo - チャンネルが二つあることを表す。一つならモノラル(mono)。
- 1-pass - 圧縮(エンコード)回数の方式を表す。1-passは入力ファイルの解析とエンコード作業を同時に実行する。2-passは入力ファイルの解析を行った後、入力ファイルに最適なエンコード方法を確認して作業を実行する。2-passは手間が2倍かかるため、実時間で進行するラジオでは見かけない。
- CBR - 圧縮形式を表す。CBRは固定ビットレート(Constant BitRate)の意。可変ビットレート(VBR =Variable BitRate) を採用している放送局も稀にある。
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悪意の広告
アメリカのネットラジオ局は嫌がらせのような広告を掲載することがある。悪意の広告とは、強制的にソフトウェアのダウンロードを開始するバナー広告や、ポップアップ抑止を突破する広告窓などを指す。エラーセーフ(「システムドクター」「保護センター」など派生品が多数)は両者を組み合わせた性悪な広告で、スパイウェアに分類することがある。
メディアプレーヤーが自動的に読み込む放送局のページに悪意の広告が掲載されている場合は、スキンモードやツールバーモードに切り替えても仕組まれた悪意からは逃れられない。問題を解決するには放送局のページを根本から排除する必要がある。起動した後は「ガイド」というボタンを押して、ウインドウズ・メディアのホームページへ切り替えておこう。
不幸にして悪意の広告が開いて次の動作を尋ねられた場合は、「はい」「いいえ」ではなく小窓の右上にある×印を押して窓を閉じよう。おそらくジャバスクリプトの onUnload イベントが作動して性懲りもなく窓が開くから、何度かの繰り返し作業になる。不審な警告が表示されたときや、いくつも窓が開いて手に負えなくなったときは、キーボードの Ctrl+Alt+Delete を同時に押してタスクマネージャを開き、インターネットエクスプローラーを強制終了するとよい。
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