英国のグラモフォン誌とクラシック・エフエムの共催による2007年グラモフォン賞が10月3日に発表された。同賞はクラシック音楽のレコード賞としては世界でもっとも強い影響力を持つ。選考ではグラモフォン誌の評論家のほか、音楽家、レコード店、13カ国にある15のクラシック放送局などが票を投じた。
グラモフォン賞は英国および英語圏が基準だから、日本人の感覚には合わない部分がある。しかし英語圏は市場規模が大きく、選考で多数決の原理が有効に機能していることは疑いを入れない。グラモフォン賞の受賞作は通好みにして万人受けする演奏が多く、ハズレは少ない。
最終更新日 2009年10月08日